ULTLA妖怪百鬼夜行、開幕!
最終日のナビゲーターは、FabCafe コミュニティマネージャの斎藤健太郎さん、サウンドアーティストの日栄一真さん、映像ディレクターの松田雄行さんです。
くらしのプログラムの2日間の様子をまとめた映像をみながら、自分の中にあった願いが妖怪として現れてきた2日間を振り返りました。
最終日の3日目ではその妖怪をもう一度呼び起こし、外の人へ伝えていく時間を過ごしていきます。
まずは、くらしのかけらを集めて作った自分の妖怪の名前や、妖怪に託した願いを紙に書いていき妖怪カフェを開く前に自分たちで妖怪の自己紹介をする練習をしました。
子どもたちがいた妖怪スペースの結界の外はFabCafeの一般のお客さんがいるカフェスペースです。普段どのようなお客さんが来ているのかについて、そして今日のULTLA妖怪カフェで一般のお客さんにしてほしいことについて、ナビゲーターのFabCafe コミュニティマネージャーの斎藤健太郎さんにお話しもしてもらいました。
練習タイムの後は、妖怪を呼び起こす儀式を始めます。子どもたちは音の出るものでリズムを打ちます。映像と共に円になってぐるぐる回り、妖怪を呼びおこします。大人は、お祓い棒を持って妖怪を呼び起こす応援をします。
ナビゲーターのDJ日栄一真さんはこの日のために、2日目に集めたくらしのかけらの音を使いながら妖怪を呼び起こす音楽を制作し流してくれました。妖怪を呼び起こしつつある子どもたちは、さらにマイクで自分の声も反響させたり、様々な音を出しながら何度もぐるぐる円になって回り続けます。
なんと、途中で天狗が妖怪を呼び起こす儀式にやってきました。
どうやら子どもたちの中にいる妖怪を呼び起こす力になろうと駆けつけてきてくれたようです。
そしていよいよULTLA妖怪カフェオープンとなりました。
自分たちの妖怪について、周りの大人たちに自分の言葉で伝えます。
最初はドキドキした様子だった子どもたちも、次第に結界の外のカフェのお客さんにもおしぼりを配ったり、話に出かけようとしていたり。結界だけでなく言葉の壁も超えて、海外のお客さんにも自分のことを伝えている子どもたちもいました。
自分の心からでてきた声を大切に妖怪を育てた3日間、社会と繋がりさらに逞しく、豊かになって帰ってきた妖怪カフェの時間となりました。