きもちに作用する謎の正体にせまろう!
ナビゲーターは、本草閣第九代当主 薬剤師 本草研究家の秋山あかねさん。
本草閣(ほんそうかく)は、名古屋市中区鶴舞に本店を構える190年以上の歴史をもつ和薬・漢方の老舗漢方薬局です。
歴史ある本草閣の中で、まずは宝探しをしました。子どもたちは本草閣の建物の中から漢方薬に使われる動物のツノや骨、甲羅など様々なお宝を見つけ出しました。
漢方は2000年3000年前の原始時代に使っていた自然のものを今でも使っているそうです。
宝探しの後は、妖怪ティータイムの準備をしました。
自分の身体にあったお茶を自分たちで作ります。
五臓の中で悪さをすると昔から言われていた妖怪たちが、自分たちの身体にもいるのでしょうか?
落ち込みやすい・すぐに怒ってしまう・夜は興奮してなかなか眠れない等…そんな特徴が当てはまるか、まずは自分の身体をじっくりチェックしてみます。
茶袋に、自分の身体に合った材料を選び、自分だけの配合でオリジナルのお茶を作ります。
自分で配合して作った茶袋にお湯を注いで、いよいよお茶をいただきます。
初めて口にする自分だけのお茶、最初の一口はみんなどきどきです。
「苦い!」「あ!普通のお茶だ」「意外と美味しい!」など様々な声が聞こえてきました。
妖怪ティータイムのおともに食べた「鬼まんじゅう」。
「鬼まんじゅう」はさつまいもと小麦粉を使って作られたお菓子です。名前の由来は諸説ありますが、さつまいもの上が突き出ているところが鬼のツノや金棒を思わせることからこの名前がついたという説もあるそうです。
最後に、自分だけの匂い袋を作ります。
ナビゲーターの秋山さんによると、心の中にはしくしく虫、興奮しやすい虫など5つの感情の虫がいるそうです。その5つの虫をなだめてくれるのが、自分の好きな香りだそうです。
匂い袋づくりの材料となる、8種類の漢方で使われる材料の匂いを何度も嗅ぎながら、自分が一番好きな香りや苦手な香りを探していきます。みんな興味津々な様子で8種類の香りを何度も嗅ぎ比べ、香り袋に自分の配合で材料を入れていきます。
自分の好きな香りや、自分の身体に良さそうな香りのするものを組み合わせて、量も自分で調整してきながら、自分だけの匂い袋を作ることができました。